「最近、以前より歩くのがつらくなった」「もっと長く歩けるようになりたい」。そう感じたことはありませんか。ご本人だけでなく、離れて暮らす親御さんの歩き方が心配になり、検索されている息子さん娘さんも多いのではないでしょうか。実は「長く歩けるようになりたい」という気持ちは、そのままでは目標として少しあいまいです。今回は、その気持ちを具体的な目標に変えていく考え方をご紹介します。目次「長く歩けるようになりたい」が達成しにくい理由目標設定の3つの軸「距離・時間・場面」生活場面から逆算する目標の立て方目標を立てるときに見落とされがちな視点目標達成のために大切な原因の把握まとめ「長く歩けるようになりたい」が達成しにくい理由「長く歩けるようになりたい」という言葉は、とても自然な願いです。ですが、このままでは具体的な行動に結びつきにくい面があります。なぜなら、どのくらい歩ければゴールなのかが決まっていないからです。例えば「痩せたい」という目標も、具体的な体重や期間がなければ、続けるモチベーションを保ちにくくなります。歩行の目標も同じです。ゴールが見えないと、日々のトレーニングの成果を実感しづらくなってしまいます。さらに、加齢や痛みによる歩行の変化は、少しずつ進んでいくことが多いです。そのため「前よりつらくなった」という感覚だけでは、どこを目指せば良いのか分かりにくいのです。だからこそ、最初の一歩として目標を具体的な形に落とし込むことが大切になります。目標設定の3つの軸「距離・時間・場面」歩行の目標を具体的にするときは、大きく3つの軸で考えると分かりやすくなります。それは「距離」「時間」「場面」です。まず「距離」です。「近所のスーパーまで歩いて行けるようになりたい」「駅から自宅まで歩き通したい」など、具体的な場所を思い浮かべると距離がイメージしやすくなります。次に「時間」です。「休憩なしで15分歩けるようになりたい」「30分の散歩を毎日続けたい」など、時間を区切ることで達成度が測りやすくなります。最後に「場面」です。「旅行先で観光地を歩き回りたい」「孫の運動会を立ち見で応援したい」など、生活の中の具体的な出来事をイメージすると、目標に気持ちがこもりやすくなります。この3つの軸を組み合わせることで、漠然とした願いが具体的な目標に変わっていきます。生活場面から逆算する目標の立て方目標を立てるときは、いきなり数字から考えるよりも、まず生活の場面から逆算する方法がおすすめです。例えば「旅行をもっと楽しみたい」という願いがあるとします。旅行先ではどのくらい歩く場面が多いか、想像してみましょう。観光地の散策や、駅構内の移動など、意外と長い距離を歩くことが多いものです。そこから逆算すると「30分程度は休憩なしで歩けること」が一つの目安になります。また「腰痛を改善して、庭仕事を続けたい」という願いであれば、長時間の中腰姿勢や、しゃがんで立ち上がる動作が関わってきます。この場合は、歩行だけでなく姿勢の保ち方も目標に含める必要があります。このように、生活の具体的な場面から逆算していくと、必要な距離や時間、身体の使い方が見えてきます。豊田市にお住まいの方であれば、普段よく行くスーパーや病院までの道のり、地域の集まりの場を思い浮かべながら考えると、より現実的な目標が立てられます。目標を立てるときに見落とされがちな視点ここまで距離や時間、場面から目標を立てる方法をご紹介しました。ですが、実はもう一つ見落とされがちな視点があります。それは「歩き方の質」です。同じ距離を歩けても、身体への負担が大きい歩き方をしていると、痛みが出やすくなったり、転倒のリスクが高まったりします。「歩けているから大丈夫」と思っていても、実は膝や股関節に負担のかかる歩き方をしているケースは少なくありません。「歩き方がおかしいと言われたことがある」という方は、特にこの視点を意識することが大切です。距離や時間だけを目標にしてしまうと、無理な歩き方のまま頑張り続けてしまい、かえって痛みを悪化させてしまう可能性もあります。目標には「痛みなく」「安定した姿勢で」といった質の面も含めて考えることをおすすめします。目標達成のために大切な原因の把握歩き方の質を意識することが大切だとお伝えしましたが、では自分の歩き方の何が問題なのか、ご自身で判断するのは難しいものです。ここが、目標設定の最後に大切なポイントになります。「なぜ歩きにくいのか」「なぜ痛みが出るのか」という原因を知ることで、目標に向けた道筋がより明確になります。長年整形外科に通院している方や、腰痛・膝痛・股関節痛などの慢性的な痛みがある方は、痛みの原因が姿勢や筋力のバランスにあることも少なくありません。要支援・要介護認定を受けている方や、病院でのリハビリが終了した後も継続して運動したい方にとっても、原因を踏まえた目標設定は重要です。漠然と歩く練習をするのではなく、ご自身の身体の状態に合わせた目標を立てることで、無理なく着実に前進していくことができます。まとめ「長く歩けるようになりたい」という願いは、距離・時間・場面という3つの軸で具体的にすることで、達成しやすい目標へと変わっていきます。旅行先を歩き回りたい、庭仕事を続けたい、孫の運動会を見に行きたいなど、生活の場面から逆算して考えることもおすすめです。同時に、歩き方の質や、痛みや歩きにくさの原因を把握することも欠かせません。ご自身だけで原因を見極めるのは難しい場合も多いです。P-BASE LAB WALKでは、国家資格を持つトレーナーがORPHEという歩行測定機器や身体機能評価を用いて、お一人おひとりの歩き方の特徴や痛みの原因を確認します。そのうえで、目標に合わせた運動プログラムをご提案しています。「もっと歩けるようになって旅行を楽しみたい」「歩き方を改善して腰痛を和らげたい」といった目標をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。仲間と一緒に取り組むグループトレーニングで、無理なく続けていける環境をご用意してお待ちしております。