最近、立って運動をすると膝や腰に不安を感じることはありませんか。長年整形外科に通っている方や、転倒が心配な方にとって、運動そのものへのハードルは決して低くありません。実は、椅子に座ったままの運動にも、歩く力を育てる大切な要素が詰まっています。目次座った姿勢での運動が注目される理由座位トレーニングで働く筋肉とその役割不安定なクッションを使うとどう変わるのか見落とされがちな座り方と歩行の深い関係P-BASE LAB WALKでの座位トレーニングの取り入れ方まとめ座った姿勢での運動が注目される理由立って行う運動は、転倒のリスクや膝への負担が気になる方も多いです。特に70代、80代の方や、股関節や膝に痛みを抱える方にとって、立位での運動は不安が伴います。 座った姿勢での運動であれば、身体を支える負担が軽くなります。そのぶん、安心して足を動かす練習に集中できます。 座って行う運動は、地味に見えるかもしれません。ですが、歩くために必要な土台づくりとして、とても理にかなった方法なのです。座位トレーニングで働く筋肉とその役割座った姿勢では、上半身の力を使いにくくなります。立っているときのように、腕や体幹の反動を使って身体を動かすことができません。 そのため、足を動かそうとすると、太もも周りやお尻の筋肉をしっかり使う必要が出てきます。普段は無意識に使っている反動の力が使えないぶん、狙った筋肉に働きかけやすくなるのです。 これは、歩くときに必要な「足を持ち上げる力」や「地面を踏みしめる力」を鍛える練習にもつながります。歩行に不安のある方にとって、無理なく足の筋力を高められる方法といえます。不安定なクッションを使うとどう変わるのかP-BASE LAB WALKでは、TOGUのダイナーという少し不安定なクッションを使った座位トレーニングを取り入れています。 安定した椅子に座るのと違い、ダイナーの上では自然と身体がバランスを取ろうとします。この動きの中で、体幹や骨盤まわりの筋肉が働き始めます。 体幹や骨盤は、歩くときの姿勢を保つためにとても重要な部分です。ここが安定していないと、歩き方が崩れやすくなったり、腰や膝に負担がかかりやすくなったりします。 不安定な座面でバランスを取る練習は、遊びのようにも見えます。ですが、実際には歩行に必要な姿勢保持の力を、座ったまま安全に鍛えられる方法なのです。見落とされがちな座り方と歩行の深い関係座る姿勢と歩く姿勢は、一見つながりがないように感じるかもしれません。ですが、身体の使い方という点では、深く関係しています。 座っているときに骨盤が後ろに倒れていたり、左右どちらかに体重が偏っていたりすると、その癖は立ったときや歩いたときにも表れやすくなります。 「歩き方がおかしい」と言われたことがある方の中には、座り方の癖が影響しているケースも少なくありません。座る姿勢を整えることは、歩行改善の第一歩でもあるのです。 また、座った状態でバランスを取る練習は、転倒への不安が強い方にも取り組みやすい運動です。立位での練習に進む前の準備段階としても、安心して取り入れられます。P-BASE LAB WALKでの座位トレーニングの取り入れ方P-BASE LAB WALKでは、国家資格を持つ理学療法士が、お一人おひとりの身体の状態を確認します。ORPHEによる歩行測定や身体機能評価をもとに、原因に合わせたプログラムを組み立てます。 座位トレーニングも、その方の歩行の課題に合わせて取り入れる運動のひとつです。「なぜ歩きにくいのか」を評価したうえで、必要な筋肉や動きにアプローチします。 また、グループトレーニングという形式のため、仲間と一緒に取り組めるのも特徴です。豊田市の小坂本町や梅坪町、御幸本町、上挙母など、地域にお住まいの方にも通いやすい環境を整えています。 病院でのリハビリが終わった後も、継続して身体を動かしたいという方にとって、座位トレーニングは無理なく始められる運動のひとつです。まとめ座った姿勢での運動は、一見シンプルに見えますが、足の筋力や体幹、骨盤まわりの働きを整える大切な練習です。不安定なクッションを使うことで、バランス感覚を養い、歩行に必要な姿勢づくりにもつながります。 座り方の癖は、歩き方にも影響します。「歩きにくさ」や「転倒への不安」を感じている方は、まず座った姿勢から見直してみるのもひとつの方法です。 P-BASE LAB WALKでは、理学療法士が一人ひとりの身体の状態を評価し、座位トレーニングを含めた運動プログラムをご提案しています。ご自身の足で、いつまでも歩き続けられる身体づくりを、豊田市の皆さまと一緒に目指してまいります。