最近、少し歩いただけで疲れやすくなったと感じることはありませんか。ご両親の歩く姿を見て、以前より歩幅が小さくなったと気づく方も多いのではないでしょうか。実は、こうした変化には筋肉の種類が関係していることがあります。今回は「遅筋」と「速筋」という2つの筋肉について、わかりやすくお伝えします。目次筋肉には得意な役割がある持久力を支える「遅筋」の特徴瞬発力を担う「速筋」の特徴加齢とともに変化しやすいのは速筋歩行改善には両方の視点が欠かせないまとめ筋肉には得意な役割がある「筋肉をつける」と一言でいっても、実は筋肉にはいくつかの種類があります。 細かく分類するとさらに多くの種類がありますが、大きく分けると主に2つに分けられます。 それが「遅筋」と「速筋」です。 この2つは、それぞれ得意とする動きが異なります。 どちらか一方が優れているというわけではなく、役割の違いがあると理解することが大切です。 まずは、それぞれの特徴を順番に見ていきましょう。持久力を支える「遅筋」の特徴遅筋は、持久力に優れている筋肉です。 長い時間、体を動かし続けるときに活躍します。 たとえば、ゆっくり歩き続ける動作や、長距離を移動する場面をイメージするとわかりやすいです。 遅筋は疲れにくいという特徴を持っています。 そのぶん、大きな力を一気に出すことは苦手です。 日常生活の中では、姿勢を保ったり、長時間立ち続けたりする際にもこの遅筋が使われています。 旅行先で長く歩き続けたいという願いをお持ちの方にとって、遅筋はとても重要な存在です。瞬発力を担う「速筋」の特徴一方、速筋は瞬発力に優れている筋肉です。 短い時間で大きな力を発揮する場面で活躍します。 100メートル走のような短距離運動をイメージするとわかりやすいでしょう。 速筋は大きな力を出せる反面、疲れやすいという特徴があります。 日常生活では、つまずいたときに踏ん張る動作や、階段を上る動作などで使われます。 とっさに体を支える力にも関わるため、転倒が心配な方にとって見過ごせない筋肉です。加齢とともに変化しやすいのは速筋ここで、意外と知られていない点をお伝えします。 実は、加齢の影響を受けやすいのは速筋のほうだといわれています。 年齢を重ねると、とっさに大きな力を出す機会が減っていきます。 そのため、速筋は使われる機会が少なくなり、衰えやすい傾向にあります。 「歩くことはできるけれど、つまずきやすくなった」という声を耳にすることがあります。 これは、速筋の働きが弱くなっているサインかもしれません。 遅筋を使う持久的な動作だけを行っていても、速筋の衰えには気づきにくいものです。 だからこそ、両方の筋肉をバランスよく意識することが大切になります。歩行改善には両方の視点が欠かせない遅筋と速筋、それぞれに特性があります。 そのため、鍛え方も特性に合わせた運動を取り入れる必要があります。 長く歩き続けるための持久力を高めたい場合は、遅筋を意識した運動が効果的です。 つまずきを防ぎ、とっさに体を支える力を高めたい場合は、速筋を意識した運動が役立ちます。 ただし、どちらの筋肉をどのくらい鍛えるべきかは、お一人おひとりの歩き方や身体の状態によって異なります。 自己流で運動を続けてしまうと、必要な筋肉に十分な刺激が届かないこともあります。 だからこそ、専門的な視点から身体の状態を確認することが重要です。まとめ筋肉には、持久力に優れた遅筋と、瞬発力に優れた速筋という2つの種類があります。 長く歩き続けたい方には遅筋が、つまずきを防ぎたい方には速筋が、それぞれ関わっています。 どちらか一方だけを意識するのではなく、両方の視点を持つことが歩行改善につながります。 P-BASE LAB WALKでは、国家資格を持つトレーナーが、ORPHEによる歩行測定や身体機能評価をもとに、お一人おひとりに合わせた運動プログラムをご提案しています。 「歩き方がおかしいと言われた」「転倒が心配」「腰痛や膝痛が続いている」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。 仲間と一緒に取り組むグループトレーニングだからこそ、無理なく続けていただけます。 いつまでも自分の足で歩ける身体づくりを、私たちと一緒に目指していきましょう。